謝罪
―今となっては、もう遅いかもしれません・・
ですが、今あなた達に言わないと一生後悔するかもしれません・・
この何の価値も無い駄文を、あなた方は見ているのでしょうか・・
――本当に、ご迷惑かけてすいませんでした――
おばけ屋敷で働いておられる方々。
あと、ブタの生首さんもすいませんでした。
それと、バイトの人も、本当にすいませんでした。
いくらあの頃、私が幼かったとはいえ、あの人間らしからぬ行為は許されぬものでした。
あの頃、私はいくつだったでしょうか・・
薄らかな記憶を辿っていくと、親に目の中に入れても痛くないと言われるような・・・
そんな小学2年あたりの頃でした。あれ?5歳だったかも?
あなた方は、今でも私の顔を覚えておられるのでしょうか・・?
いや、覚えてるはずはありませんね。
っていうか、私もあなた達の顔覚えてません。
っていうか、顔見たことすらありません。
こんな無責任な私がどんなに謝っても罪は消えないのでしょうね・・
ですが精一杯の気持ちで謝罪します。
あの日、私は父さんと兄貴といとこの4人でおばけ屋敷に入りました。
このとき、私はかなり笑ってました。
本当に失礼な事をしました・・
おばけ屋敷で爆笑するなんてバカのする事ですよね・・
そして、何歩か歩いて、ブタの生首さん。
私は、あなたに会ってしまいました。
そこで私は、あなたにこんにちはと挨拶してしまいました。
しかも多少笑いながら。
おばけ屋敷で、ゾンビに気楽に挨拶するバカがどこにいましょうか。
本当に、本当にごめんなさい。
この時、ブタの生首さん、あなたはこう思ったでしょう・・
「おいガキ・・おめえの首かっさばいてその首飾ってそんで
おめえの体俺の体にしたろかコラァ!!」
そう思われるのも無理はありません。
そして、自分の愚かさに気づいたのは4年後・・
カラオケでラーメン大好き小池さんの出だしが早口で
非常にリズムが取りにくく、
結局歌えなくて断念した時に気づきました。
何度謝りゃ気が済むんだとお思いでしょうが、本当にすいませんでした。
あと、大昔、私の母が恐怖のあまり、
お化けさんを蹴ってしまった
という恐ろしき事がありました。
おふくろさんに代わって謝罪します。気が済むまで私を殴ってください。
でも、母はとても怖がりなのでお化け屋敷ではすごくマナーがいいと思います。
でも、お化け蹴るなよ。