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アタシの星。

「ねーねー?今度はいつ暇なのー?」

「大人になったら結婚しようね!」

「アタシは寿だけいれば他は何もいらないの!」

「寿がいないと寂しくて死んじゃうかも。」

こういうセリフをいとも簡単にあいつは言う。
俺も決してあいつが嫌いなわけじゃない。
好きだ・・・・好きだけど。


それだけじゃやっていけないんだ。

バスケ部ももうすぐ引退だし。
もう大人まではいかなくてもいい年だ。
他の友達だっているだろ。
俺は………

今日は部活のないヒサビサの日曜日。
特にあいつとも約束してなかったからぼーっとしていると。
ケータイが鳴って見ると木暮からだった。

「あ、三井?今日みんなでカラオケ行こうってコトになってるんだけどお前も来ないか?」
「あぁ…行こうかな。どこにいんだ?」
「××駅の前!じゃ先に入ってるから適当に電話入れてくれ!じゃーな!」


珍しい。受験の息抜きってコトか。
そう思いながら服を着替えて外へ出た。
少し肌寒い気温で街はクリスマスムード。

「もうそんな季節か…」
そう呟いて駅へ急ぐ。
バスケ部のやつらとそうゆうのって初めてかな。
それに最近は部活ある日もない日もあいつとばっかいたからな。
もう付き合いだして2年近くなるけど最近あいつ何か変だ。
やたら束縛したりそわそわしたり将来のことを口に出したり。

どうしちゃったんだろうか。



そう思って交差点で信号待ちをしていると反対側にあいつがいた。

「「あ…」」

お互い確認して信号が青に変わる。
こんな偶然あつんだろうか。
「……おぉ。何やってんだ?」
この問いにあいつは。
「お母さんのおつかい。…寿は何してるの?部活は!?」
声が荒い。何だか怒っているようだ。

「あぁ…休み。で、バスケ部のやつらとカラオケ行くんだこれから。」
そう言うとあいつは声を荒げだした。ここは人通りの多い道だってわかっているんだろうか。
「はぃ!?あたしは!!?あたし寿がいつ暇になってもいいようにいつでも開けてるんだよ!?どうしてあたしじゃなくて
バスケ部の人とかと遊ぶの!?女もいるんでしょ!!!?何でよ!」 そうめんどくさそうに返すとあいつは。
「はぃ!!?何言ってるの!?意味わかんないんだけど!!!?女は女じゃない!寿が何も思ってなくても相手はどうかわかんないじゃない!
それに何で!?アタシは寿の一番じゃないの?お互いだけいればいいじゃない!」
そう叫びまくる。通行人が俺に同情の視線を投げかける。

どうしちゃったんだよ…お前…。
昔はそんなんじゃなかったよなぁ!?
もっと強かったよなぁ…?


「お前…どうしちゃったんだよ…。お前さ、前もっと強かったよなぁ…?俺何かいなくても〜系だったよなぁ?」
そう言うとあいつは目に涙を溜めだして
「………寿がこうしたんだ…アタシは寿だけいればいいのに…。他には何にもないのに…」
と吐き出すように喋る。
「……友達いたじゃんお前。」
俺が言い訳みたいににそう言うと。
「…あんなん友達じゃねぇよ!!アタシは寿だけでいいの!捨てないでよ!」
とあいつはさらに泣き出す始末。

もう…俺はダメかもしれない。
「……わりぃ…俺そーゆーの重いわ。それに捨てるなんて誰も言っていだろ?」
「何で!!?アタシなんか死ねってコト!?アタシを捨てないでよ!」
「ごめん・・・・・・でももう限界だわ・・・ほんとわりぃ・・・」
「嘘つき!!クリスマス一緒に過ごすのは!?結婚しようって言ったのに…!!


「………ごめん。」


そう言った瞬間。信号は赤に変わって車が力いっぱい流れ出した。
みんな先を急いでるかの様だった。





そして俺の電話が鳴って知らない番号で出てみると桜木の電話を使った晴子ちゃんで。
「おぉ。晴子ちゃん?」
って言った瞬間。






あいつの体は宙へ浮いていた。


どうして………

こんなことになったんだよ……

俺だけスローモーションがかかったように立ち尽くす。

「・・・・・・・・・・・・」
絶句する。

慌しく動いてた人たちがあいつのまわりに集まっている。


「・・・・・・・・・・・・」

電話越しに木暮の声がする。


「おい!?三井?大丈夫か?」

「あぁ…俺は平気………俺…もうダメかも…」

そう言って電話を耳から離す。


電話からは木暮の俺を呼ぶ声が小さく聞こえてきて。
何だか無性に動けない。


回りは相変わらす慌しく動いていて。

空には星が出始める。


人は死んだら星になるんだっけか…。


そんなことを考えている場合ではないんだ・・・
「…ちょっと来なさい!!!!あなたあの子の彼氏なんでしょ!!!?早く!」

そう警察に言われて腕をつかまれて救急車に乗せられる。

………どうしてこうなっちゃったんだろう……
さっきからケータイがウルサイ。


ケータイぶっ壊そうか。


〜オワリ〜


後あがき。
あぁ…なんでこんな変なんだろうねぇ…
こんな女いないからねー普通にね(苦)
以上です(謎)