無料レンタルサーバー Hpfree.com TKT

呼ぶ者と呼ばれる者

 

「よし、行こうみんな。」
トリスマグナ一行は、ギブミモ邸を後にし、街道沿いを歩いていた。しかし、案の定
イオス達が待っていた。
「わざわざ街道沿いに来てくれるとは。今日こそ聖女を渡してもらおう!!」
1回、イオス達を倒したが、援軍を呼んだ。トリスや、マグナ達も必死に応戦をする
が、トリスだけが孤立してしまった上に、騎士たち四人に囲まれた。
いくら直接攻撃系のトリスでも、囲まれてしまったらひとたまりもない。何とか、反
撃をするが、なかなか上手くいかない。しかも、短剣が折れた。
「う、やられる・・・・・、誰か、助けて!!」
5つのサモナイト石が光り、爆風と共に、砂埃が舞い騎士は吹き飛ばされ、何かが落
ちた。
「ど、どうしよう!!短剣は折れちゃうし、何か召喚しちゃうし!!」
「あーーーーーーー!!もう!!一体なんなわけえ!?」
一人の少女が立っていた。ぐるっと周りを見て、トリスに気がついた。
「あなた、どうかしたの?」
「短剣が壊れちゃって。」
「かして。」
その子は、パン!!と手を合わせると、壊れた短剣に、手をかざし、何かつぶやいた。
バシィ!!という音と共に、短剣がなおっていた。
「はい。なおったよ。」
持っていた杖で、何か陣を描くと、杖を、真中に投げ入れ、手をかざし、何かつぶや
いた。ドン!!という音とともに、杖が槍になった。
ブオ!!と槍を一振りすると、2メートルほど先にいた、騎士たちが倒れた。少女は振
り返ると、手を差し出し、
「大丈夫?」
ときいた。
「ええ、何とか。さっきどうやって、剣を直したの?」
「錬金術よ。」
あたりまえじゃない、と言いそうな顔でトリスをおこした。何とか倒し終わったモナテ
ィ達が走ってきた。
「トリスさん、大丈夫ですの?」
「うん。私はトリス。あなた名前は?」
「私は、フレイヤ。フレイヤ・ガーネット。」
「そう。どうもありがとうフレイヤ。」
「いいえ、でも安心するのは、まだ早そうよ、みんな伏せて!!」
ドドドドドドン!!という銃声が響いた。
「まだいたの?」
「みんなとりあえず逃げるんだ!!」
と、マグナは言った。途中まで走っていたが、フレイヤはとまり、
「トリスさんは逃げて!!ここで私が足止めをするために塀を作るから!!」
「でも!!」
「いいから!!」
「必ず来てね!!」
「約束する!!」
フレイヤは、ががが!!と陣を描くと、軍に背を向け、杖をトンと突いた。
ズン!!という音で、高さ30メートルはある塀が現れた。
「追い詰めたぞ。」
ルヴァイドは、フレイヤに剣を突きつけた。
「あなたが大将みたいね。悪いけど、この塀は私にしか壊せないよ。ここでしばらくの
あいだ、眠っていてもらう!!」
「そうはさせない!!」
後ろは塀で、右、左、前にイオス、ルヴァイド、ゼルフィルドが、構えた。フレイヤ
は、パン!!と手を叩くと、右手をイオスに左手をルヴァイドにかざし何かつぶやい
た。バチ!!という音で、イオスの、槍は木の棒になり、ルヴァイドの剣は、砂鉄にな
った。オスとルヴァイドが唖然としているすきに、ゼルフィルドの後ろにまわり、手を
叩いて、背中に手をかざす。
「動かない方がいいよ。じゃないとこの機械も、砂鉄になっちゃうから。」
ルヴァイドは、
「仕方ない、降参しよう。だからゼルフィルドから離れろ。」
と言った。
フレイヤは、ゆっくりとはなれ、杖を持つと
「帰ってくれない?」
と言った。
「わかった、帰ろう。しかしただでは帰れない。すまない。」
「え?」
ド!!という音とともにフレイヤは、ズル、と倒れこんだ。
「卑怯だぞ・・・・。」
「聖女捕獲はできなくとも、捕虜を一人といわれたからな。」
「くそ・・・・・。」
ルヴァイドは、ひょいとフレイヤを担ぐと、馬がいる。方へ向かった。

    Back