写真
「何よ、この写真・・・。」
トリスは、ほこりたたきを手にもち、ふるふるとふるえて写真を見ていた。
「この女、一体誰なのよ?」
メルギトスを倒して、はや3年・・・。
トリスは、レシィやかえって来たアメルに、掃除の仕方、洗濯の仕方、料理の仕方、その他諸々、
結婚の準備のために教わっていた。
特訓(スパルタ)を、何とか切り抜け、いろいろな事を覚え習得した。
結婚資金も、フリーバトルやバイトをしてこつこつためてきた。
結婚式まで、あと一週間半・・・。
「ヘヘへ〜、楽しみだな〜結婚式〜。これで、リューグと、晴れて夫婦だ〜♪」
トリスは、るんるんで夕食の支度をして、レシィは、トリスを手伝っている。
「ご主人様も、だいぶ家事全般が、効率よくできるようになりましたね。」
「本当に。最初に包丁を握ったときは、どうなるかと思いましたけど結婚したあとは、大丈夫なぐらいになりましたね。」
アメルは、風呂場から出てきて言った。
「アメルとレシィのおかげだよ。あのままじゃあ、50年かかっても家事全般できるようにならかったと思うし。」
トリスは、てへへと笑っていった。
「もうそろそろ、リューグさんとロッカさんが帰ってくるはずですけど。」
レシィは、壁にかかっている時計に目をやっていった。
「「ただいま〜。」」
リューグとロッカが帰ってきた。
夕食後―
「ね、リューグ。結婚式の日にお休み取れた?」
コーヒーを飲みながら、トリスと、リューグはのんびりとしていた。
「ああ。ちゃんと取れたぜ。あと、親方も、結婚式に来るって。」
「そうか。じゃあもう少し、資金を上げなきゃかな?」
「そのほうがいいかもな。でもよ、俺は、どうも気がすすまねえな、あの眼鏡女の家でやるってえのがよ。」
トリスは、リューグの発言にびっくりした。
「なんで?」
「さあ?なんでだろうな。」
「じゃあ、あたしは、寝るから。お休み、リューグ。」
明日が結婚式です―
「さあ!明日は結婚式!今日も頑張って家事をこなすぞ〜!」
トリスは、お玉をぶんぶんと振って言った。
食器を洗い、自分の部屋、アメルの部屋、レシィの部屋、ロッカの部屋、リューグの部屋、の順番で、
最初にほこりたたきで埃を払ってから、箒と雑巾をかけていく。
リューグの部屋で、埃を叩いている途中、一冊の本が、おちた。
「?」
トリスが本を拾いあげると、写真が本のなかから出てきた。
ほんの中に、写真を戻そうとしたが、ふと目がとまった。
「何よ、この写真・・・。」
女性が、酔っていると思われるリューグと一緒に写真でうつっている。
トリスは、ほこりたたきを手にもち、ふるふるとふるえて写真を見ていた。
「この女、一体誰なのよ?」
きれいな黒髪に、整った顔立ち。おそらく、シルターンの衣装と思われる服装。
トリスは、掃除をほったらかして写真をもったまま、家を飛び出した。
リューグにあって、ほんとのことを確かめよう。
「あっれー?トリスさんじゃあないのお?」
声をかけてきたのは、メイメイだった。
「メイメイさん・・・。」
「どうしたのよ?そんなに慌てちゃって?」
酒びん片手に、メイメイは、トリスの頭をよしよしとなでた。
「ちょっとね、もしかしたら、明日結婚式しないかも知れない。」
トリスは、俯いていった。
「何で?」
「うん、ちょっとね。」
「どうしたの?何か悩み事でもあるんだったら、メイメイさんに話して見なさいな?」
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「ふ〜ん、なるほどねぇ。で、その写真、今もってる?」
メイメイは、酒を飲むのをやめて、トリスの話を聞いた。
「うん、持ってるけど・・・。」
トリスは、もっていた写真を、メイメイに見せた。メイメイは、目を丸くした。と、同時に吹きだした。
「ぷ、ぷぷ・・・・、やあねえ・・・、これ・・・、あたしよ?」
「へ!?」
「ほら。」
メイメイは、髪を解いた。
「あ・・・。」
「これ、以前リューグ君が、結婚式をいつにすればいいか、私に相談しに来たときの写真だわ。相談し終わったあと、
一緒に飲んだのよ。」
「そうだったんだ・・・。」
「これで一件落着ね、とりすさん。晴れて、リューグ君と夫婦に慣れるわね。」
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あとがき
る〜子様へ
すいません、ほんとすいません。
これは果たしてリュトリなのか?!
書き直せといったら、書き直します。本当に。
すいません。