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12/29

「百まいのドレス」はこんな話でした。

第二次世界大戦後か戦中だったか、アメリカの田舎の小学校にポーランドから移民の女の子、ワンダが転校して来て、いつも同じ服を着ているのでクラスの女の子達に仲間はずれにされていました。特にお金持ちで学校一おしゃれな女の子がワンダをいつもからかいました。するとワンダはいつも「私は本当はおうちのタンスに服を百まい持ってるのよ。」と得意気に答えました。

心の中ではからかうのを止めさせたいと思いつつ、友達を止められないもう一人の女の子が主人公なのですが、実はその子の家も貧しく、そのお金持ちの女の子のお下がりを着せられていたのです。だからいつも自己嫌悪に陥っていました。その主人公も、一緒にからかうクラスの友達も皆「百枚なんてうそに決まってるわ」と思いながらも物がまだ豊かでない時代、女の子としては「どんなドレスなんだろう…」と憧れ心を刺激されずにはいられない。そんな日々が続き、そしてある朝突然担任の先生から彼女の転校を知らされる。 ワンダが残したプレゼントは、色とりどりの百枚のドレスを来たクラスの皆の絵。ドレスを着ているのは自分ではなくクラスの子達です。いじめた自分達にワンダは素敵な絵のプレゼントをくれたのです。

主人公は意を決して、やはり後味の悪い思いでいるお金持ちの女の子と謝りに行くものの、既に一家は引っ越した後。先生が一緒にあずかったお父さんからの手紙には「大きな町なら移民と言われ差別される事もないでしょう。」と書いてありました。主人公の苦しみはもう少し続きます。

実はまんなかあたりは覚えていなかったのですが、検索して出てきたサイトを読んで思い出しました。便利なものが今はありましてありがたいです。一番最後に主人公が、ワンダの台詞を思い出す所はよく覚えていたのです。このお話を読んだのは30年は前だと思います。昔からあるいじめ問題や人種差別問題がこのお話の底にあるのだと思います。いまも残る現実社会の暗い実情を浮き彫りにしているこのお話に子供心に言いようのない暗い悲しい気持ちになったものです。だから忘れられなかったのでしょう。ただ思うに、忘れられなかった理由はもうひとつありまして、ワンダの台詞と態度がほのぼのと暖かい思いをもたらしたのでした。

「「私はドレスを百まい持ってるの。そうよ、タンスにずらっとね…。」とうっとりとワンダは答えるのです。」 女の子の気持ちを忘れない大人のひと、読んで泣いて下さい。 また、友達がいじめにあってる子、いじめをやめられない子、いじめる子をどうにもできない子も、どうか読んでみて下さい。

12/18

小学生になるころ、いえ3年生くらいの頃?母が「少年少女世界の文学全集」を買ってくれました。セールスマンの話術に負けて。比較的読書の好きだった私はひまな時、その時興味をひかれたものから一冊ずつ読むようになりました。面白かったのは神様たちが人間みたいにどろどろの関係を繰り広げる「ギリシャ神話」。すいません。でもやっぱり「赤毛のアン」「あしながおじさん」「秘密の花園」「メアリーポピンズ」あたりがすごく好きですね。そしてその24冊の1冊に短編集があって、そこにアメリカのエスティスという人が書いた「百まいのドレス」という童話があったのでした。作者名は忘れたけど「星のひとみ」も悲しくてなんとなく好きなんですが、このおはなしは暗い背景の中にもほのぼのとしたあたたかい灯がこころにぽっと灯るような味わいがあるのです。

もう30年以上もたつのに、不思議と何の脈絡もなく(と本人は思っていますが)度々思い出すのでした。正確なストーリーはうろおぼえなのでどんなストーリーだったか知りたくてネットで検索しても最近まで出て来ませんでした。検索のしかたもあるのでしょうが。今年になって新訳絵本が岩波書店から出たそうです。女の子のハートを多分ぎゅっとさりげなくつかむおはなしだと思うので、今度その話をします。

アートピースでの展示終わりました。3日間そわそわしていました。会場へは搬入と搬出に行っただけ…いない方が見やすいですよね。狭いところだし。見て下さった方ありがとうございます。

12/3の日記で「欠点」とか言ってるけど「欠点」て言い方正しいのかな…伝える事をはっきりさせることと、そのためにどうしたら良いか、て事かと思っています。そしてデザインもあながち無関係ではないと読み始めたほぼ日連載中の佐藤卓さんの「日常のデザイン」。自分と同じ考え方の所もあって。デザイン哲学、難しいけど面白いです。

テレビで見たグランプリファイナル、浅田真央ちゃんが素敵だった。ショパンのノクターンは私も好きな曲で、なぜかちょっと涙が出てしまいました。真央ちゃんもちょっと泣いていたのは曲が美しいからではなく?すごく合っていると思った。振り付け(?)も滑る人のキャラクターも。

12/3

13日から展示です。原宿のデザインフェスタギャラリー1階の「アートピース」という部屋の壁の隅っこを借りて。私の作品はもともと大きいのはないからこれ位で十分。昨日機会があって、ある人に作品を批評してもらった。今迄漠然としか教えてもらえなかった欠点を改めて教えてもらった。

今日は思い出してRoxy music&Brian Ferryベスト盤を聴きながら考え事。やっぱりすごくいいです。世間の評判や名声やセールスの数字より、自分のしたいと思ったとおりやれているか、そこが大事な彼は完璧主義者。「思ったとおり」にもいろいろあるけれどもちろんそれが勘違いでは意味がなく、きちんと分かっていて、素敵な世界を表現できる人の「思ったとおり」は素晴らしいものなのです。そんなところへいつかたどり付きたい。けどこんなところにまだいる私の展示、見てくれる人いるかな、昨日批評された事を思い出したら恥ずかしいようなだし、恐くもある。

HPはまだちびちびリニューアルという程ではないけれど変更中です。今思ったけど、それはただの更新かな?リニューアルってどの程度作りかえればリニューアルっていうのかな?

11/25

またこんなに間が空いていました。うっかりしていました。寒くなりましたね。昨日は「セーラー服と機関銃」の最終回だったので、昼間から忘れないように、厭な事がありませんように、と祈ってしまいましたが、朝の通勤途中にまた(ときどきそういう若い娘さんがいます)厭な娘さんに会いました。が、すぐ忘れました。 番組のHPで見たらあの機関銃を撃つシーンは一番先に録ったそうです。一回目が始まる頃にはもう撮影は終了していたんですね。スケジュールの都合かしらん?長澤まさみちゃんの演技は素晴らしかった。

しかも彼女はロケの時、名まえを書いて一日同じ紙コップを使うそうです。ファンになってしまいましたよ。

「あなたは素晴らしいお嬢さんだ」が「素晴らしい人」でもいい、言われたらうれしいですね。映画ドラマとも合わせて旧作を超えた印象がします。最後にあそこで平田満さんを出して来たのも上手です。DVDがもう出てるみたいですよ。 無骨でもいい、一生懸命であれば…。頑張って生きましょう。

11/22

書き忘れていました、この日は大橋歩さんの「歩のあゆみ」を見に銀座迄行きました。すごく参考になりました。大橋さんの絵、最近くーすけくまくん位しか見ていなくて、素朴でかわいいというイメージがあったのでかなり衝撃でしたよ。私には相当大人っぽい絵ばかり。もうひとつ近くにギャラリーがあって、そこでは仕事以外の絵も展示していました。私は大橋さんと違って実は友達以外から依頼はほとんど来たことないけど、もしあれこれ注文がついた仕事をしても「自分」というものはそう簡単になくならない、だから安心して描いていいんだろうな…と大橋さんがボードに書いた文を読んで思いました。私も仕事来るといいな。

11/6

いつも言っているけど月日の経つのは早いものだなあ、もう11月よ。風邪なのか貧血なのか栄養不足なのか分からないけど、身体に力が入らない。でも血液検査をしても貧血ではないらしいから、神経の遣い過ぎでこうなるのかしら。ときたまそういう事がある。

最近気晴らしがないので久々アーマーに出ようかと思ったけど今募集がないみたい。デザフェスを見に行くにも来月になぜか伸びてるし。バイトを休まないためには平日ほとんど製作できないので週末にひきこもりの様にもくもくと製作する事になるのだけど(でもお茶をいれたりネットしたり猫かまったり準備時間が長過ぎるとは思う)、公共料金払わなきゃとかあそこへ連絡しなきゃとかそろそろ猫のシャンプーだなとか、排水管がつまってるな、とかしないといけない事がある。逃避かな逃避なのかな。ちなみに実行する確率は考えている事の半分以下。 「ジョゼと虎と魚たち」という映画を見た。何年も以前の映画なのでビデオ。実は軽薄な若者達の軽薄なありふれたラブストーリーを描いたものだった…そういう所はお洒落ともいえる。足の悪い主人公を演じる池脇千鶴ちゃんがすごくて背筋がゾクッとした。自分も足が悪いような気がしてきた。障害者とか健常者とかに関係なく普通に恋をして恋は終わる。車椅子を嫌がり、いつも彼におぶってもらった彼女は彼が出ていった後車椅子を買い自分で買い物に出かける。そういう訳だ。(「のだめカンタービレ」の上野樹里ちゃんが出てた、悪いけどのだめのほうがずっといい。 )

所で「のだめ」に出て来る千秋くんは私の昔のカレに似ているような気がする(顔は全然似てない)、ベートーベン好きだからか。頑固で偏屈で完璧主義者で、一見意地悪だけど本当は素直で優しい無防備な千秋くんに私もフォーリンラブしてしまいそうドラマなのに(笑)。こんな変な人が増えてきっと玉木宏くんも大変だろう。私はのだめと同じタイプなのか?そうかもしれない。どっちにしてもあの、常識ある世間の人達から見たらヘンな音大の子たちはとても人間的で共感できる。あそこでならスイスイ泳げる気がする。

10/23

なつかしの70年代シリーズです。ここは音楽サイトではないので音楽の事を書いてもほんとうにアクセス数減るだけ。でもね絵が好きな人は音楽も好きなのよ。 先日、20日にもあの弾きがたりの人をNHKが取材したそうですが、今日偶然付けたら吉田拓郎が企画した今年のつま恋のコンサートを特集していた。本当にあの頃は良い詩の良い歌が多かった。

たくろうは私も嫌いじゃなかったけど今とは違う雰囲気で、自己主張がとても強かった。テレビ出演拒否をしていた「持ち時間3分くらいで何が伝えられる」と言って。 たくろうは20代だったのに今から思うとすごい詩を書いていて、すごいインパクトのある歌手だった。男の子に特に人気があった。今の若い人に人生とは何か、たくろうをきいて一度考えてほしいかなあと思う。結論として肯定的な生き方を唄った唄には感動するかも…。「今日までそして明日から」をきいてみてほしい。

かぐや姫の「なごり雪」は、別れは確かに悲しいものだけどどこかさっぱりと明るくさわやかな感じだ。今の日本のポピュラー音楽は元春以外あまりききたくならない。出尽くして何も新しいものは出てこないのが実情、音楽に限らないけど…。

去年位からのドラマを見ていると、あらゆるものがある意味墜ちて行っている時代だからこそ、人間の本来あるべき姿というか生き方を改めて問いかけたり、人として当たり前の感情を思い出すべく促しているように思える。 と、「セーラー服と機関銃」や「野ブタ。をプロデュース」の再放送を見て思ったりする。また偉そうなこといいました。話は変わって今期のドラマ「のだめカンタービレ」が、ちょっと狭い世界ですが良いですよ〜。共感できますよ私としては。お腹抱えて笑えるコメディなんです。きいてみると私の周りでは見てる人多いです。

10/20

10/18の日記の人が今日もいた。昨日もいたと言っていたけど昨日は見つけられなかった。昨日は、おととい酔ってごきげんでかぶりつきだったおじさんも淋しそうにあの人を待っているように見えたのだ。今日は最終日で私は30分くらい聴けた。NGO活動でまた海外へ行くらしい。あまりに素敵な歌なので今日もすこし泣いてしまった。私はしょっちゅう感激したり感動したりで忙しく、一年中涙は枯れないのだけど。今日はちょっとお話もして、ありがとうも言えたので良かった。 PCの調子が悪くて、自主的に電源が落ちる。このPCは生きている…いや買い換え時なのかもね。バックアップ取っておかなきゃ。

10/18

今日はとってもいい事がありました。派遣の仕事が終わってなんとなくデパートを見て、出た所に小さな人だかりがあった。通り過ぎようとしたら「友よ 夜明け前の闇の中で…」で始まる有名な曲が男の人の声で流れて来た。

それは昔岡林信康さんが作った「友よ」という歌で、今の日本の状況にすごく合っている気がして、歌のうまさともあいまって涙が出そうになった。60年代に作られた歌が何十年も経った今でも合っているなんて、と思ったら別の意味でも涙が出そうに。ただその声の暖かさに、一旦改札に向かったものの戻ってもっと聴く事に。ただむやみやたらに急ぐ人々で混雑した電車に乗るよりもこっちの方がよほど価値のある事に思えたのです。

他にも昔のいろんなフォークソングを歌ってくれて、まわりには私より年齢がすこし上の人たちがたくさんうれしそうに聴いていた。私の手元には今その人の自主制作CDがある。「心」でもなく「魂」でもなく、この人の歌には「精神」があるような気がした。それが人の心を動かし、足を止めさせたのではないか…と思っている。 てっきり本業かと思ったらそうじゃなく、NGO活動をしている方のようだった。

10/14

気が付いたらもう10月なかば、おどろきです。2週間もあいてしまいました。日頃つまらないこと気にかけているうちにこんなに月日が経っていた…なんて、ばかばかしい、時間がもったいない。自分に「完璧主義だから…」と言い訳するのももうやめましょう。また同じことするかもしれないけど…。訳わからなくてごめんね。日頃いろいろ思うささいな事があったのです。

ところで「インハーシューズ」のエンディングに使われてたJimmy Clifの曲が派行ってるみたい。最近ある程度力のある若い女優さんが多いような気がする。蒼井優ちゃんとか宮崎あおいちゃんとか、加藤ローサちゃんも可愛いな。それともただの可愛い子好きか。

このあいだeyeさんにきかれたけど今年は個展はしないかもしれないなあ、でも来年のはじめ位グループ展参加しようかな。けど作風がまだ自分でうまく作れてないというか、いろいろ試してる最中。ひとつのまとまった作品群ができてからのほうが良いな。

お知らせです。ポストカード、自由が丘の「カードテリア」さんでまた展示販売していただくのだけど、11月から有楽町の丸ビルのお店になるそう。お店がてんでばらばらにあるより銀座方面に固まったのは助かるけど…丸ビルってどこ?て感じなので今度見にいかなきゃ。でももう、搬入や精算の帰りに輸入物の洋服屋で可愛い店員さんに素材の説明を受けたり、マダム向け洋服屋の飼い猫黒ちゃんと遊ぶこともなくなるのは寂しいっす。もひとつお知らせですが、「海を見ていた天使」(天使がグリーンのソファでお昼寝している絵です)のポストカードが「Pippop」さんにあります。お近くであればご来店下さい、直発送ご希望であればサイト内に貼ってあるメルアドにその旨書いて送ってください。