第233回ミニロト抽せん実況中継

2004年(平成16年) 1月6日(火曜日)

「京橋前途多難!」
2004年(平成16年) 1月6日。
あけましておめでとうございます。
足掛け20年以上内幸町にあった「東京宝くじドリーム館」が京橋に移転して、昨日オープンしました。
昨日はナンバーズの抽せんが行われ、今日はミニロト
我々の出番です。
ドリーム館移転計画出る!
最後の内幸町抽せん!
最後の最後で4個炸裂!
山岡三子、大空振り!
館内に入ったら見知らぬスーツ姿の男性から挨拶されました。
今日は電通とか関係者がいろいろ来てたようでした。
奥へ入って行くと、館長から記念品(メモグリップマグネット)を渡された。
実は今日は当会主宰の神田さんが所用でご不在。来ないことを伝えると「じゃあ神田さんの分も」ともう1ついただきました。

館内はムダに広く、かつ必要以上にハイテクぶってる感じがしました。
しかも肝心のステージだが、改悪としか言いようがない。
ボタン押しとPCの二人は硬質プラスチック(?)で囲われたブースに入り、何をしているのか見えにくくわかりづらくなってしまいました。

立会人はステージの床に沈んだ造りの一段低い席に座り、旧ドリーム館の天井に設置されていた抽せん数字を表示するデジタル表示板がなくなりました。

代わりに前方上部の左右の画面にTVやネットで流れるのと同じ抽せん球が1個ずつ現れるようになりました。

何といっても問題なのが、客席とステージの距離がとにかく遠くなり、わかりづらくなったと常連も口々に言っていました。

【リハーサルと計量の状況】
リハーサル抽せんは突然始まったように感じました。
今日の進行はみずほの行員の本Dさん。
なぜか、人材派遣受付嬢は館内にいましたが、今日は抽せんにタッチせず。
球は順に31べ→14紫→24べ→20紺→04緑/06紺で出現。
リハの本数字5個目が出てこず、やり直したが、特に意図的な演出ではなかった模様でした。

第233回ミニロトリハーサル数字 摘出順

31 14 24 20 04

ボーナス数字

06
今日の外部立会人は第一東京弁護士会所属の弁護士。
みずほ銀行側が調査役の足D氏
歌舞伎役者の中村勘九郎激似の旧富士銀出身の行員。

【今日のボタン押し女性行員】
O塚という古参の女性行員。
何と先週と同じボタン押しでした。
過去に何度か2週続けて同じ人がボタンを押したことがありますが、年末年始はそんなに人がいないんでしょうか?
それとも特別手当でも出ているのか?
外部立会人は全国自治宝くじ事務協議会事務局長代理のN安氏
みずほ側は調査役のU都宮T雄氏

【本番に突入】
本番抽せん開始5分前ぐらいにピアノ曲が流れ、左右のモニターに「まもなく抽せんです」の文字が。
こんなことは内幸町ではなかったことです。
この時点で観客数は普段のミニロトの5倍くらいの人数が集結していました。
今まで何処でどのようにミニロトの数字が決まっていたのか知らないような人達が、突然UFOのように出現した「東京宝くじドリーム館」が京橋にできたので、物珍しさで寄った人も多かった様子。

みずほに頼まれたのか電通関係か、写真を取りまくるカメラマンが一人。
また最前列中央でビデオ撮影していた若者もいました。
ピアノ曲は軽快なようでいて、何だかデパートのトイレで流れているような感じもする、いまひとつといった印象。
その曲が終わって、さあ抽せんかと思ったらやや間があり、前衛的なリズム音楽が流れる(何なんだ)。
しばらくして、みずほの抽せんを仕切る男性行員が一礼し、抽せん開始。

結果は14→08→21→29→19/25

第233回ミニロト 本番数字 摘出順

14 08 21 29 19

ボーナス数字

25
当せん金コールも終わり、すべて終了したところで立会人二人が観客側に180度向き直って礼をして退場。
その後左側から扉が横滑りに閉じていく(観客の異議申し立てを認めないつもりか?)。
抽せんが終わって立会人が観客席に向かって一礼するという動作は内幸町ではなかったことでした。
しかもいったんスライドして閉じたはずの扉のお尻が開いていて、もうひとつの扉が後から追ってくるというお粗末さ。
何か前途多難という印象。
球の軽量の様子も見づらくなり、ロト6では早晩問題が起こりそうです。

【神田氏は怒った】
ドリーム館が移転する前の工事中のときから、新ドリーム館に張り込みをしていた神田氏は、工事中の館内を密かに見たそうで、館内の様子はなんとなく分かっていたようです。
もともと、内幸町のドリーム館は、数字選択式宝くじの抽せんをする仕様ではなかったため、遅かれ早かれ全面改装か移転はあるのではないかと予測はしていたそうです。

ただ、全面改装だとその期間の抽せんの手当てをどうするのかという問題があるため、みずほらは移転という手を選んだのでしょう。ただ、少なからず移転を切っ掛けに神田氏は「当会と常連客に対するみずほからの挑戦状に他ならない」と怒っています。

問題は先にも指摘したように、セット球の計量の様子がよく分からないということでした。
しかもボタン押し女性行員の行動もイマイチよくわからないなど、神田氏が直接抽せんを見たら恐らくみずほの行員に噛み付くのではないかと思われます。
これからますます観客との溝を大きくしようとするみずほ銀行の姿勢に警鐘を鳴らします。

【第233回ミニロト抽せん概況】
1等は963万円の28口当せん。

リハーサルでは下一桁「4」が暴発したものの、本番では「14」のみが出現。
「08・29」が久々の出現をし、前回の出現数字「20」の両面にあたる「19・21」がプラスマイナス1数字として出現してきた。
ボーナス数字は「25」で前回の出目からみたカンチャン数字で通算7回目の出現。


売上は9億1231万円にまで下落し、9億円の大台も危うい状況となった。
今日から京橋に抽せん会場が移転したが、ハイテク振りを強調するあまり、暖かみがなくなったと指摘する声も。
【中川 博嗣・記】


このページは ミニロト6研究会のコンテンツを原稿元にしています。